オーストラリアは、魅力的な生活条件と設備の整ったコミュニティで知られており、特にシドニーやメルボルンなどの都市は世界で最も住みやすい都市の一つとして常にランクインしています。近年、需要の急増により、数多くの求人と魅力的な給与が提供されることで、多くの志望者にとって憧れの目的地となっています。そのため、多くのオーストラリアの大学卒業生が485ビザを取得してオーストラリアでの居住権を得ています。そこで、485ビザについての具体的な説明、必要要件について解説していきます。
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https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/working-in-australia/skill-occupation-list
第2カテゴリーはPost-Study Work streamで、主にオーストラリアで学士号以上を取得した卒業生を対象としています。このカテゴリーの申請料も1,895オーストラリアドル(約20万円)です。Post-Study Work stream 485ビザの要件と資格は以下の通りです:
両方のビザはオーストラリアの卒業生に適していますが、その違いは資格レベルにあります。Professional Skillsカテゴリーのビザは、オーストラリア政府によって指定された特定の学位、ディプロマ、または証明書コースを完了した学生にのみ適用されます。一方、Higher Educationカテゴリーのビザは、学士号以上を取得した学生に適しています。
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2つのビザの要件と違いを紹介したところで、過去オーストラリアの卒業生が485ビザを拒否された経緯を交えて、同様の間違いが起きないようお話していきます。
イギリス、アイルランド、アメリカ合衆国、ニュージーランド、カナダからのパスポート保持者は英語テストが免除されますが、それ以外の申請者は国際標準の英語能力試験に合格する必要があります。これは、申請者の英語能力が指定されたレベルに達していることを証明するためです。オーストラリア政府は以下の国際英語能力試験を受け入れています:
オーストラリア政府が要求する英語能力試験に合格し基準を満たしたにも関わらず、ビザの拒否が発生する理由については、これらのスコアには有効期限があるからです。申請者の結果が1年以上前のものである場合は、上記のいずれかの試験で基準を満たすよう再試験を受ける必要があります。
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今後2〜3年間オーストラリアでの滞在を計画している卒業生は、医療費が大きな割合を占めるなど、さまざまな圧力に直面するでしょう。財政的なストレスを軽減するため、オーストラリア政府は申請者が滞在全期間をカバーする医療保険の付帯を要求しています。また、これに違反するとビザが拒否される可能性があります。
さらに、学生ビザ(Subclass500)を申請する留学生がOverseas Student Health Cover(OSHC)を必要としていたのに対し、485ビザ申請者はOverseas Visitor Health Cover(OVHC)が必要となります。間違った種類の保険を確保している場合、オーストラリア政府は485ビザ申請を拒否します。
上記で紹介したように、学生はオーストラリアの卒業生ビザ485が何を含むのか、またその要件について明確に理解しておくべきです。ですが、485ビザは一度しか申請できません。学生はこの機会を利用して、6ヶ月の猶予期間を使ってオーストラリアでキャリアを発展させるか、自国に戻って就職して他の機会を探すかを真剣に検討するべきでしょう。オーストラリア留学についてより詳しく知りたい方は、ぜひサイクロプスの留学チームにご相談ください。