オーストラリアは優れた教育環境で知られており、大学の学位は世界中で認知されています。オーストラリアの大学で学位を修了した学生であれば、卒業後もビザを利用して更なる学習機会を得ることも可能です。オーストラリア留学計画をしている学生にとって、オーストラリアの学生ビザ取得に向けた申請プロセス、申請に必要な期間、財務要件を理解するは必要不可欠です。オーストラリアの学生ビザを申請する際に考慮すべき点とは。ここではオーストラリアの学生ビザの詳細についてご紹介していきます。
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オーストラリアは外国人のためのさまざまなビザプログラムを提供しており、その中でも学生ビザ(Subclass500)は、小、中等部、大学の学部および大学院のフルタイムのコースに在籍する留学生を対象としています。このビザは最大5年間の滞在が許可され、追加のビザなしで自由にオーストラリアを出入りすることができます。さらに学生は、勉強の合間に2週間に48時間までパートタイムで働くことが可能です。さらに学業を終了後、Temporary Graduate visa/(485Visa)を申請して、2年から4年間オーストラリアで働き続けることも可能です。
オーストラリア留学に興味を持つ学生は、申請前の遅延を避けるために以下の書類を準備しておくと良いでしょう。
*18歳未満の申請者に適用
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/web-evidentiary-tool
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オーストラリアの学生ビザの申請に必要な期間は個人によって異なりますが、一般的には4週間から11週間の範囲でしょう。提出書類に不備や不足がある場合は、オーストラリア移民局が申請者に追加または訂正書類の提出を求めることがあります。承認されると、学生ビザは電子的に発行されます。
オーストラリアの学生ビザ申請者は、授業料、生活費、オーストラリアへの往復航空運賃をカバーするための十分な財政資源を証明する必要があります。2023年の時点で、財政要件はAUD 24,505(約255万円)で設定されており、これは1年間の生活費と授業料をカバーする金額です。財政能力は、個人または保護者の銀行明細書、奨学金、または助成金を通じて証明することができます。
オーストラリアの大学とコースの授業料、生活費には個人差がありますので、学生は事前に予想される日々の支出、住宅、食費、交通費など総合的に計算しておくことが必要です。
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申請者はプロセス中に、一時滞在宣言書(GTE)を提出する必要があり、申請の詳細の真実性を明確にします。これには、自己紹介、オーストラリアでの学習理由、卒業後のキャリア意向、オーストラリアでの学習を選んだ理由が含まれます。これらの詳細に曖昧さがあると、ビザが拒否される可能性があります。
オーストラリアの学生ビザを取得した後でも、本来の留学目的を忘れてはなりません。オーストラリア政府のガイドラインによると、学生はビザの条件を厳守する必要があり、これには2週間に48時間を超えない労働時間の制限や、少なくとも80%の出席率を維持することが含まれます。これらが守られない場合、学生ビザが取り消される可能性があります。
オーストラリアの学生ビザにかかる時間は個人によって異なります。入学許可書を受け取ったら、申請に必要な書類を迅速に準備しオーストラリアの学生ビザのプロセスを早期に完了することで、長い承認時間による遅延に備えることができます。また、オーストラリアの学生ビザの要件に適合する財政証明を確実に準備するのもお忘れなく。
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