ロンドンの中心部にそびえ立つセントポール大聖堂は、イングランド国教会の象徴であるだけでなく、世界的に有名なバロック建築の傑作です。セントポール大聖堂の独特なデザインと建築は、その時代の技術と芸術の頂点を示しており、イギリスで学ぶ学生にとっても必見の場所です。ここではセントポール大聖堂を訪れる最適な時期と予約方法についてご紹介していきます。学業の合間にイギリスのトップ観光地の一つを探索する機会となれば幸いです。
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セントポール大聖堂の歴史は604年にまでさかのぼりますが、現在見られる構造は1666年のロンドン大火後に再建されたものです。設計は著名なイギリスの建築家クリストファー・レン卿によるもので、1697年に完成しました。完成以来セントポール大聖堂は、数百万人が世界中から視聴したチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式(1981年)など、国家的な重要イベントの会場として使用されています。また、第二次世界大戦中にはロンドンへの大きな爆撃に耐え抜き、イギリス人の粘り強さの象徴となりました。これらの話はツアー中だけでなく、大聖堂の展示でも語られ、訪問者にその歴史的重要性を深く理解させています。
セントポール大聖堂の設計と建築は35年プロジェクトであり、伝統的な英国建築要素とイタリアのバロック様式を融合させ、壮大で威厳ある視覚的スペクタクルを創出しています。大聖堂の内部は贅沢に装飾されており、金箔で飾られたドームや壁の精緻なレリーフがあります。大聖堂の最も有名な特徴は、高さ111メートルの巨大なドームです。このドームはロンドンのスカイラインの象徴的な特徴の一つであり、ドーム全体に渡って囁きがはっきりと聞こえるユニークな音響現象「ウィスパリング・ギャラリー」を持つ建物にみなっています。ドームは世界で2番目に大きな大聖堂のドームであり、ローマのサンピエトロ大聖堂に次ぐものです。レンによって設計された革新的な「トリプルシェル」は、美的にも構造的にも巧妙であり、ロンドンの象徴としての地位を固めています。
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セントポール大聖堂はロンドンの文化生活の中心地です。大聖堂では、クラシックから現代音楽までのさまざまなコンサートが開催され、世界中のトップミュージシャンが演奏しています。また、建築、歴史、宗教的テーマに焦点を当てた数多くの公開講座や展示会も開催されています。さらに、セントポール大聖堂聖歌隊による毎日のチョーラル・イブンソングは、訪れる人々にとって必見のイベントです。
セントポール大聖堂は月曜日から土曜日まで開館しており、水曜日は午前10時、その他の日は午前8時30分から午後4時30までです。観光客の最終入場は午後4時となっています。チケット価格は£10から£60(約2,000~1万2,000円)で、6歳から17歳の子供、学生、65歳以上のシニアには割引があります。ファミリーチケットは、大人1人または2人に子供2人または3人が含まれるチケットになっています。また、忘れられない体験を提供する1時間の公開トリフォリウムツアーなど、ガイド付きツアーを選択することもできます。訪問を計画している場合は、特にガイドツアーに参加する場合、ウェブサイトを通じて事前に予約することを忘れないでください。ガイドツアーは1〜2ヶ月前に予約する必要がある場合があります。
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セントポール大聖堂にはロンドンの交通機関を利用して簡単にアクセスでき、最寄りの地下鉄駅はセントポール駅で、そこから数分の距離です。写真撮影のルールには注意してください。大聖堂内の一部のエリアでは写真撮影が禁止されている場合があります。最後に、訪問前に営業時間と予約方法を事前に確認して、セントポール大聖堂の建築の素晴らしさを十分に鑑賞するために十分な時間を確保することをお忘れなく。海外留学に関する質問がある場合は、サイクロプスの留学コンサルタントにお問い合わせください。